昨日は、エキストラの登録が終わった。常に多くの選択肢を持つという意味での決断だ。ちなみに、だけれども、どうやら先週に行ったエキストラの会社はぼったくりらしい（苦笑）１％ぐらいの人に仕事を与え、あとは写真撮影でお金を取る。そういうところがハリウッドには、ウジャウジャある。きっと日本もだけれども、ここでは、気をつけないといけない。とりあえず、昨日の場所は、大手なので、問題はないとだけ書いておきたい。
そして、今日、これからいざ、エージェント探しだというところだった。ちゃんと自分のセリフが言えるシーンがないと、本当の意味で、自分を伸ばせないと思う。集団の中の一部と見られているときは、細部になかなか気を配られることはない。。とりあえず、そういうことで、しっかりとした役を取るためにエージェント探しを始めることにした。
あれっ？？
でも、こんなこと、確かに前に書いた気がする…そうだ！前に、ほぼ契約まで、こぎつけて、書類の問題でバッテンになってしまったんだった！・・・あれから、約１年半…この短い期間で、多くのことが起きた。そして、多くのことを学んだ。そのときのエージェントの人は、「準備ができたら連絡して！」と言っていた。もう駄目だと、思い電話をかけてみる。
僕「もしもし・・・」
彼「誰？」
僕「Ryoheiです」
彼「えっ？」
僕「Ryoheiです。」
彼「あっこれ間違い電話だよ」
彼が電話を切りかけたそのとき
僕「そうではなくて、以前にオフィスに行った日本人の役者の…」
彼「あぁ君ねぇ！覚えているよ」
僕「準備ができたのですが、まだ、僕みたいな人を探してます？」
彼「準備OKだね！よしっ、じゃあ近いうちに来て」
僕「今日OKです」
彼「いいね、じゃあ何時が良い？」
僕「２時半ごろで」
彼「了解、それじゃあね」
と会話は終わった。危うく途中で切られそうになった（苦笑）英語でRで始まる音がないせいか、自分の名前を言うと、相手がこの人は何を言っているんだろうとよく勘違いされる。。この問題をどうにか、解決するべきだ。
これから「私はWatanabeです。」とでも言ってみようかな…より知られている名前だし、ありかも。
とりあえず、そのエージェントへ直行し、ビルへ突入した。ガラス張りのかなりクリーンなビルで立地も良い。
待ち合い室で、３０分ぐらい待たされて、それから部屋に向かった。そこには、例の彼（タランティーノに似ている）と社長がいた。そこで、とりあえず席についた。
それから、社長は、重い口を開いた。
「じゃあ、簡単に君について教えて」
僕は、何でアメリカに来たか。これまで何をしてきたか。今の状況はどうか。これから何をしたいかなどを伝えた。
S「今は、他のエージェントとは契約してる？」
僕「いいえ。エキストラとなら（昨日…）」
S「それは、エージェントじゃないね。ちゃんとした大きな仕事を取るところとはしてないんだね？」
僕「してないです」
S「そうかそうか」
彼は、レジュメを見る。写真を見て、「ベリーグット、ベリーグット」と言っていた。
S「よし、じゃあ、早速働こうか？」
心で「へっ？」と思いつつも
僕「了解です！」
と答えた。それから今後どうするかを簡単に説明され、サインをした！どうやらこれで、エージェント探しの長い旅路から開放されたみたいだ！ちなみにもう一人のタランティーノ似の彼も隣で他の役者と話しつつ、たまに、こっちの話しにも参加していた。ということで、自分のステータスの問題がクリアされてから多くのことが一度に起きた！
こんなに、濃い日々を送るのは、久しぶりだ…やっぱり学校よりもリアルワールドの方が、１００倍楽しい！もっと外で違う世界を味わいたい。今までざっと２０ぐらいのエージェントに応募していると思う。その中で返事があったのは、ごくわずかだ。だいたい５～１０％ぐらいの返事しかもらえなかった。だけれども、諦めないことは大事だと思った。１％の可能性。それを信じられなければ、今の自分はない。契約期間は一年。そこで、真価が問われる。勝負の一年と思っていたし、ブログでも書いたけれど、やっぱり今年は勝負の一年になるみたいなよう。役者業について、これからの選択肢は２つしかなくなった。仕事を取るや取らないか。基盤は固まったので、これからはさらに動きたいと思う。
明日は、オーディションの機会をもらえたので、自分にあるものを出したい。
