今は・・・
照明について
監督について
台本について
映画製作全般について
特に学校で勉強中。
ハリウッドという輝く場所にいても
自分たちがやっていることは秋葉原並みに
オタッキーなことなので、このギャップが
たまらない。なんて人もきっといると思う(笑)
ここの数字がこうで、このパーツが映像にこう影響
しているんですよ~!ってことにもひたすら追求していく僕ら。
たまに我に帰ると、不思議でたまらない。
ハリウッドって要は各分野のオタク達が終結した場所なのかもしれない。
僕もよくひとつのことに集中したら止められないとまらないタイプなので
ある意味ちょうどいいかも(笑)
今はできた映画について、テクニカルな部分で悩まされているところ。
映画に出てもらった役者や手伝ってくれた人に今はお金は
払えないけれど、その代わり映画のコピーDVDを彼らに
渡すことが義務。それが学生監督達からの感謝の気持ちみたいなもの。
もらう方も気持ちが良いし、渡す方も気持ちが良い。
あとで連絡が来て、映画のここの部分が好きだって
出演者たちに言ってもえると嬉しくなる。
僕の作品に出演した役者で、映画を見たあとに
「映画を見て、自己発見できた」と言われたときは
何か歓喜余る気持ちにもなった。作って良かった。
今回も早く役者や他の人達にコピーを渡そうとしているのだけれども
なかなか細かいフォーマットに苦戦している。
要は普通に見えるDVDができても彼らはその映像をDVDから
取り出したいので、そういうDVDを作らなきゃいけないということ。
技術が発達し過ぎたせいか、利便性とかはお構いなしで
荒れ放題の状態。簡単な例にして言うと、セガサターンのゲームは
プレーステイションでプレイできないでしょ!じゃあどうやったら
両方のゲーム機でプレーできるゲーム(DVD)が作れる??
ということ(汗汗)大変そうですが、どうにか彼らにしっかりとした
DVDが渡せるようにやってみたい。タダでさえ、僕はオタクなのに
これ以上マニアックになっても大丈夫なのか??危なくなったら
ぜひストップをかけてやってください。
今はまだ、駆け出しなので、だいたい全部自分でやっていますが
ある程度流れを理解したら、プロの人達に技術的な部分は頼っていきたい。
人って一度に2,3個のことを同時に考えるとボロができるので
一番重要な部分に心配なしで120%の力で集中できると
かなり効果的になる。みんながみんなそんな感じで
協力して作られた映画には、一人の力では勝てない。
自分はこれからもっとストーリーや人間ドラマの部分に
映画製作をしているうえで焦点を当てていきたい。
まだまだ、伝えたいメッセージやストーリーは
いっぱいある。ほんの氷山の一角を
ようやく表現することができ始めたぐらいでしかない。
この前、ちょっと先輩に当たるある人に
作った映画が15本ぐらいあると言っていた。
それで何で映画祭に出さないと聞いたら
それらの映画は駄作でたいしたことないからと言っていた。
正直、信じられなかった。自分が作ったものが
完璧じゃなくてもそれを駄作だとは自分で思いたくない。
何で時間をかけて作った世界でたったひとつの作品を
そう簡単に切り捨てられるのかが不思議でしょうがなかった。
自分にしか人に伝えられないものがあると信じ
それを伝えることができるだけの人間になりたい。