えぇタイトルの通りです・・・
SAGカードを逃しました・・・
SAG(サグ)カードとは何か?
アメリカで一番大きい俳優組合のScreen Actors Guildに登録するために
必要となるもの。SAGカードを3枚集めるとSAGに登録できる。
登録すると何ができるか??そうメジャーフィルムのオーディションや
エージェントを探すときに幅が拡がる。日本でよく耳にしたのが
「明日にでもスターに!!」
なんていう言葉だったけれど、日本ではそれがありえると思う。
素人でも、いろいろ露出したりどんな作品にも出演できる可能性が
ある。でも、アメリカでは違う。組合に加入していない役者は
必ずしも役者としては取り扱ってもらえない。
もちろん、Non Union(ノンユニオン)での利点もあるのだけれども
役者として映画で演じるなら組合に加入する必要がいつか出てくる。
何が起こったかを無駄を省いて説明すると
オーディションに応募し、それから約2週間後に役名がない小さな役にキャスティングされた。いやっされるはずだった・・・
昼ごろ見知らぬ電話番号から電話がかかってきた・・・
???「君はR*****かい?」
なんと言っているかはわからない・・・でも、最初のRの音だけは自分の名前と一緒だったので自分の名前を告げた。
彼「あっそういう発音ね!」
彼「撮影があるのだけれども*日に来れる?」
僕「大丈夫です」
彼「OK、OK。一日中だけど大丈夫?」
僕「大丈夫です」
興奮は高まる。しばらく簡単な応答を続け、
そして、問題の質問に差し掛かる・・・
彼「ソーシャル・セキュリティ・ナンバーは持っている?」
僕「いえっ持っていません・・・」
・・・
彼「アメリカでしっかりとした労働資格がないと雇えないんだよね。また機会があったらよろしくね。グッド・ラック」
終わった・・・
もし、自分がアメリカ生まれか永住権か何かを持っていれば
目標に一歩前進することができたと思うとなおさら残念だ。
そう自分はまだ学生なんだ・・・学生になるために来たわけでは
ないけれど、現在、唯一自分をアメリカにつなぎとめるものが
足かせになった。。やるせなかった。でも、ダダをこねてもしょうがないのでこの反動を逆に力にして、次のチャンスを掴みに行きたい。
ようやくここでやっていることにわずかな手ごたえを感じてきているので
ここで引き下がるわけにはいかない。
さあ、予定通り長期プランで行ってみよう!!
燃えてきた。