これを言葉で、現わすのは難しいですが
最近、頭の中で思った人や、ものが突然僕の前にいろいろな形で姿を現わします(笑)
それは夢のために必要なものだったり、はたまた全然関係ないものも。
自分が今まで作った映画には、頭の中にバラバラになっていたアイデアが
おもしろいように、うまく繋がって、ひとつの作品になっちゃいました
ってものもある。どんなに頭固くして、考えても
このふとしたインスピレーションには勝てないんじゃないかなと思う。
僕は、想定外に日本とアメリカを行き来しなければ
いけないけれど、一往復ごとに、達成し終えることが
できなかったものを達成していっている気がする。
まあ、計算がいくらうまくても
その人が演技が一番うまいとか、一番良い映画を作れるわけじゃないので。
今は、日本で作ろうとしている作品のアイデアを
練っているところでコンセプトは何とか決まってきたけれど
なかなか決め手がない。外へ行って、いろいろなものを
見たりもしているけれど、まだ、結果はでない。
すぐそこに何かがあるし、この映画は絶対良くなって
自分が作ったことがない系統の映画になるには、間違いないと思う。
ある人に
「君は僕のライバルになるかもしれないねぇ」
と言われて、嬉しかったし、燃えた。
まだ、勉強することが多い自分でも、認めてくれた。
次はもっと良い作品を作りたい。こういう想像意欲を掻き立てられる
経験ができて嬉しい。ハリウッドの若手の作品の多くが
大作の長編映画のコピーだから彼らをライバルとは思わなかった。
いつ彼らは、コピーじゃ絶対にオリジナルに勝てないってことに
気づくのかと思う。今の僕が作った4つの作品では
賞が受賞できるかどうかは分からない。
まだ、同期ぐらいの若手たちの映画に負けている部分もある。
でも、作品のオリジリティ(独創性)で、勝負したら
絶対に負けない。実際に今、どの部分が彼らの映画に
負けているかは、正直、わかる。
だから次の作品では、それをどう克服していくかを
考えていかないと。って僕、気づいたら最近
作る方のことばっかり書いてますよね(笑)
監督として、作品を作ることはもっと多くの役や
世界を吸収することだと思うので、そっちに気を配っても
アリだと思います。今までが井の中の蛙だったんで!
常識は捨てるためにあるので、また面白いことを見つけて挑戦します!