映画についての個人のアイデアをプレゼンするスクリーンライティングの
クラスを終えた。要は映画用の台本の書き方を勉強するというもの。
みんな独自のアイデアを個々に持っていた。
けれども、あまりにスケールの大きなアイデアに
映画を通して何が言いたいのかまるでわからない
というような人もいた。素晴らしい映画のアレを自分の映画で
やりたくて、他のこんなすごいこともやりたいんだみたいな話に
なると、もう収拾がつかない。。
自分が作るものはそうなっていないだろうか??
そう問いと言えば、前回のブログのコメントで
「ハリウッドで役者になるためにどんなことをしているのですか？」
という質問をmさんから頂いたので、それに答えさせてもらいたい思います。
あまりに唐突な質問に、自分でも一体自分はここで役者になるために何をしているのか、もう一度、再確認してみたくもなった。
人によってそれぞれハリウッドに役者になるために
やっていることも持っている理論も全く違うと思うので
ここでは、完全に僕がやっていることを書きたいと思います。
Q.ハリウッドで役者になるためにどんなことをしているか??
A.やっていることで
一番目に来るのは･･･
英語の勉強です。やっぱりここに数年住もうと英語は
第二言語なので、常に語彙と理解力などを上げるべく勉強中。
一番肝心な発音をこれからどれだけ向上させれるかが
これから来るチャンスを掴み取るための一番重要な鍵。
そして、それが何よりも英語を勉強する上で大きな壁。
二番目に来るのは･･･
もちろん演技の勉強。昔は演技の意味すらもわからない(冗談ではなしに･･･)
ようなド素人だった自分。今、ようやく本格的に演技というものを
肌で感じている気がする。それは、演技のクラス、オーディションの場、映画などで演技に触れる機会が増えたからだと思います。
ここ、アメリカでの演技について
驚いたことは、多くの人が、ひとつの演技理論などに惑わされるか
もしくは、傾倒し過ぎることなく、いろいろな演技法などについて
見ていて、視野が広いこと。日本では、演技についても
鎖国的な考え方からか演技理論同士がコラボレーションすることが
ほとんどない気がした。舞台は舞台でテレビはテレビ的な
発想もきっと関係しているのかと思う。
三番目に来るのは･･･
映画製作。これは役者になるためにだけにやっているわけでは
ないけれど、これを通して役者について学んだことが
たくさんあるのもきっと事実。映画の中で役者が何を意味するか?
監督が役者から何を欲しているか?
それらについてこれからも核心に迫っていきたい。
とだいたい大きな流れはこのような感じです、そして･･･
それから履歴書を作り、写真を撮り、オーディションを見つけ出し
ネット上から応募したりします。この書類関係を集めるのが
最初はなかなか手強い･･･(細かいルールが実にうるさい。。)
それからうまく行って、エージェント(事務所)
が見つかるとその後はエージェントがオーディションに
自分を送り出してくれるので、自分でやる作業は減り
より本業に専念できるようになる。それでも、
自分で行きたいオーディションには自分で応募したり
できるから日本とは違う。役者は管理されていても
自分でさらに機会を作って露出していくのも
ここでは自由。だから有名になっても
レッスンを続けていく役者もここでは多い。
これらが僕がハリウッドで役者になるためにやっていることです。
僕は2011年までに今やっていることの基本をある程度マスターしたい。
まだ、地盤が完全には出来上がっていないと思うから
上ばかり見てないで、きっと下も見ていかないといけない。
ここにいる人は本当に変わっている人が多い(笑)
違う文化や違う気持ちを持っている人達に出会うと本当に
良い刺激を受ける。今までの人生の節々で
やりたくてもできなかったことが多かったので
今回はできることをやりきってみたい。
自ら進んで買った葛藤なので
自ら蹴りをつけたい。
2010年は普通には終わらせない。
