哀しみの街かど [THE PANIC IN NEEDLE PARK](1971)
出演:アル・パチーノ
ニューヨークのジャンキー達が集まるある一画。
そこでは麻薬を中心に人間達が生活をしている・・・
この時代から麻薬にここまで焦点を当てた映画があったとは知らなかった。
それだけアメリカで麻薬が浸透していたかということかな・・・
この映画ではとにかくスラングが多い。
まあいつもギャング映画などでは、必ずこういうことになるのだけれども・・・
麻薬に人生を煽られながらも恋に落ちる主人公達。
決して憧れはできないけれどこういう世界もあるのだなと知った。
役者のアル・パチーノの若い頃の演技を観れたのは良かった。
血気盛んで野蛮な感じはこの頃から顕在だった。でも、やっぱり年齢を重ねるごとに演技の深みをましていくなぁとは感じた。このときのアルパチーノの演技は今のアルパチーノの根本部分を荒削りにして映し出しているようだった。人に歴史ありということかな。
個人的には若いアルパチーノを見ることができただけでも
良かった映画だと思います。