アメリカ人の友達が今日
日本の映画を見てこういっていた。
「外国人とか他の人種を使えばいいのに。みんな演技が似てるよね」
と。
確かにそうかもしれない。
日本の文化からして
日本の映画に外国人がストーリー上に自然に出てくるのは
難しいのかもしれない。
僕達日本人の育ってきた文化や環境はほぼ同じ。
それに、みんなで渡れば怖くない的な風潮だってある。
アメリカだと住む家も環境も0から100まである。
不法入国でそのまま、冷や冷やしながらここで暮らしている人も少なくない。
それに、みんなそれぞれが全く違う背景、宗教、環境の中で生きている。
アメリカ人たちの中で同じものなんてほとんどない。
ここで役者をするには
外国人として、アメリカ人が持っていないものを。
日本人として、だけれども他の日本人の役者が持っていないもの
が必要なんだと思う。
海外の映画がいつも僕にとって
刺激的なのは、案外そんな人種の違いから
きてるんじゃないかなと感じた。
今僕にできることは
日本人として自分の経験してきたこと
をどうやって、役に活かせるかどうかを
考えて演技で表現することかな。
簡単なことではないと思うけどやってみよう。