予定していたオーディションは無事に終わった。
あるスタジオの一室でカメラや他のクルーが
オーディションの準備をしていて、予想よりも緊張感が高まる。
今回のオーディションは自己紹介後にするりとスクリプトをコールドリーディング(音読)して終わった。オーディションごとに
雰囲気が完全に違うからそういった空気をすべて即座に
読めるようにならないといけない。そう感じた。
今回のこの役には役名があって
そうその役名は「ペドリーノ」
ペドリーノってめちゃくちゃラティーノな名前だ･･･
そして、本から理解したところ、今回の役はギャングは
ギャングでも、ストリート・ギャングのようだ。
アジア人を想定して、今回のオーディションに呼ばれたと
思ったら、どうやらそれは関係なしに呼ばれたらしい。
役と人種が違っても呼んでもらえるのは、本当に嬉しいことだと思う。
だけれども、そこでより役にリアリティとともに面白みみたいのを
加えないとこの役を取るのは難しい。アジア人であるということが
ベースにない役だったので、とにかくアプローチが難しかった。
できはそこそこで満足いくレベルではなかった･･･
自分の中の違う一面もこれから引き出せるようになろう。
次にこのような機会が来る前に、準備をしておこう！
そうそれと実は去年に受けたあるオーディションの結果が来た。
作品についての詳細はまだ伝えられないけれど、日本と関連がある作品。
学生映画ではないので、もちろんもし、この役を演じることが
できれば、僕にとってハリウッドで最初のインデペンデント作品になる。
学生映画とどこが違うかというと学生映画は映画を完成させることに
焦点を当てているけれど、インデペンデントやフィーチャーフィルムは
作品を完成させてから、その作品を商品として売り出すことも
勝負ではあるので、それだけその作品が人に見てもらえる機会が増える。
僕はこの作品に思入れがあったので、ぜひ、演じたいところだった。
それで、その結果は･･･
コールバック
コールバックは第2オーディションみたいなもの。
トーナメントみたいな感じで、2度3度あるオーディションを勝ち進んで
行かないいけない。人生初めてのコールバックだ!!
今まで通過したオーディションは一度しかないものだったし
コールバックがあるような作品では、いつも落ち続けていた･･･
このオーディションでは、自分の本当の部分を出せたような気がしていた。
やった!!!
けれど、まだこの役が取れたわけではない。
そして･･･実は最初のコールバックのオーディションの日にちを
逃してしまった!!
汗汗･･･
どういう経緯でかというと、このオーディションの日の前日に
夕方にメールで連絡が来る。いつもならどんなに疲れてても
メールだけはできるだけチェックするようにしているのだけれども
この日は夕飯を食べてから眠りに落ちてしまった･･･
という経緯です･･･
誰かが言っていたのを思い出した!!
「役者はメールや電話についてパラノイドにならないといけない。」
と。そう女子高生みたいに何もないのに、メールと携帯を常に
チェックしろ!!ということ。同じチャンスは何度も来ないし
いきなりオーディションに行くように言われることが
よくある世界だからだ。今回のこの機会をずっと待っていただけに
こんな形で終わりたくはなかった。。
違う日にちにオーディションを行ってもらうことは可能かと尋ねた。
どうやら違う日にちでも大丈夫なよう。
この役にとても興味があるので、期待に答えれるようにやってみたい。
自分には、今持っているものしかないけれど
自分にあるものを素直にオーディションで出せればと思う。
最近は今までと全く違った経験をしているような気がする。
今まで自分が注ぎ込んだものに対して誰も何もウンともスンとも
言わない時期が長かった。。今は周りの人達が
自分の演技や作品について少し反応をしてくれている。
良く言ってもらったり、お叱りの言葉をもらったり、ここはこうしたらいいんじゃないと言ってもらえるのには本当に感謝したい。
一昔前にある人に自分がハリウッドへ行くと言って
「君は演技が一番下手なのにハリウッドで
役者になれたらおもしろいんじゃん」
と言われたのを思い出した(苦笑)･･･
苦い思い出だけれども、何か胸に響いた。
今は夢の近くにいて、まだ、遠くのものを目指している気がするけれど
ここにまだ一度も来たことがなかったときの頃に
比べたら、少しは距離が縮まったと思う。
こう夢と現実が混じってきているみたいな(汗)･･･
やっていることが減速してきたらやっぱり逆転の発想だと
勝手な見解に行きつきました(笑)これからもっともっと
新しい世界を見つけたい。新しい世界を見つけるために冒険して
冒険を続けるために何かを見つけていかなければいけない。
と僕は思ってます。まあ、こんな意味不明なことを
書いていても、酔っ払ってはいませんので(苦)
よし、もっと意識を高めていこう。
メールや電話にも、これから注意を払っていこう。
一度しかないチャンスが電話の向こうからやってくる可能性が
あるからだ。
さあ、気合いを入れて、早寝早起きでも始めてみよか!かめはめは!!(笑)
