今日は監督を目指しているクラスメイトと
空いている時間に少し話し込んだ。
彼はアジアン・ロシア人で演技のクラスで一緒だ。
彼も自分と同じような環境にいて留学生という枠に収まる。
まず疑問に思ったのがアジアン・ロシア人ということ。
彼はロシア人ではあるけれど、両親はアジア人だ。
彼のルーツについてさりげなく聞いてみた。
僕「ルーツはアジア人だよね??」
彼「そうそう。国籍は完全にロシアだけどね」
そして、話を聞いているうちにより細かく質問に
答えてくれた。
彼「ずっと昔の皇帝でチンギスハンって知ってる?」
僕「あぁわかるわかる」
彼「ちなみに日本語では何ていうの?」
僕「チンギスハン」
彼「クックッ」
彼にはちょうど今日、「日本語の悪い言葉を教えて」と言われ
バカヤローなどを教えたばかりだった。でも、日本語には興味がないらしい。ただいろいろな言語の悪い表現をコレクションしているらしい。
監督らしいというか(笑)・・・まあ、序の口のバカヤローぐらいだったら
教えてもまあいいか(笑)
ということで話を戻すと・・・
彼「昔モンゴルからチンギスハンがいろいろな場所を移動していったでしょ??その流れでロシアに行き着いたという訳。」
僕「じゃあ何らかの形で先祖はチンギスハンに絡んでるんだ?」
彼「そういうことになるね」
何と言うか・・・・
格好良い!!(笑)家系の話をして、チンギスハンが出てくるなんて(笑)
自分も今度、無理してフビライハンでも自分の家系の話に盛り込んでみようかな(笑)自ら健闘を祈りたい。
他にはヨーロッパからわざわざハリウッドを目指してやってきたクラスメイトや人それぞれ全く違うバックグラウンドを持っている。地球の反対からハリウッドへこんにちわって。みんな一体ハリウッドに何をみるのだろう?
そもそもハリウッドって何だ??
大志を持った連中を世界中から集めるほどの場所。
他の連中には負けてられない。英語が何だと?
英会話スクールとかの広告で楽して英語を制覇っていうのは
いつも嘘だなと思っていた。まあ、だけどじっくり煮込めば
どうにかならなくはないと思う。自分はまだ足りていない具材が
たくさんあるけれど、逃げては次のステップには届かないから
ひとつひとつ消化していきたい。
そうそう今日新しく始めたことと言えば、自分で台本を書くということ。
自分で台本なんて・・・・・・約3年前のあのとき以来だ(笑)
そう、ある養成所にいたときにやった一人芝居というかお笑いというか(笑)
結局アカデミックな環境でしかそれを披露することしかなかったけれど
今でも何かしらの形できっと自分に役に立っていると思う。
人生で大きな結果は残していないから、ときとして
今まで何をやってきたんだろうと思ったこともあった。
何人かの知り合いで、もうすでに有名になっていて
役者業の本業だけやって食べていくのに困らない人たちもいる。
苦悩した時期を一緒に過ごした仲間が成功して嬉しい。
でも、自分は自ら違う道を選んだからそれだけの価値があることを
やらなければいけない。有名になるとかそういうことはあまり気にならない。今の自分の魂を映画だったり、作品に残すことができればそれでいい。
それを観た人に少しでも、何かを感じてもらえればいい。
ここで壊れてしまったら終わりだけれども、そしたらそれだけの器だったというだけの話。そのくらいギリギリの戦いでやっていけるから
よりエキサイティングなのかもしれない。
さぁよりおもしろくなってきたからこれからだ。